震災からはや6カ月。
相変わらず小さな余震は続いていますが、
それなりに平穏な日々が過ぎていきます。
←私の好きな我が家の風景です。
雑草の蔓植物が絡まった北側の窓に、西日がちょっと差し込んで、それは美しい光景になります。
キッチンの横に小さな部屋があって、
窓際に置いた棚には、色々な自家製の保存食などが並びます。
3年ものの梅焼酎、2年物の梅干し、震災後に漬け込んだ今年の梅干しやらっきょう等々。
こんな、何でもない日常の一コマがたまらなく好きな私です。
でも、この光景も、もう見ることが出来なくなってしまいます。
頻発した余震で、我が家の損壊はその後だんだんと深刻化し、
私の大のお気に入りだったこの部屋の床は、完全に斜面と化してしまいました。
ボールを置くと、窓際に向かってコロコロと勢いよく転がっていきます。
危険な状況になってしまったので、今では全部の荷物を移動して、
蔓の絡まった窓だけが、ひっそりと残っています。
残念です。
この家も、じき解体されてしまうことになりました。
しみじみ悲しく、寂しい思いでいっぱいです。
この古い家が、私は大好きでしたので。
そんなこんなで、だんだんと落ち着くどころか、ますます落ちつかなくなってしまいました。
お店の方は、お陰様で、6っか月経った現在もつつがなく営業しています。
黒板メニューも、少しづつ秋から冬のメニューも加わっています。
これからも、新生姜をたっぷりと入れたポトフなど、温かいメニューを加えようと考えています。
温かくて美味しいお料理で、少しでも楽しい時間を過ごして頂ければ嬉しいですね。(^^)