昨夜の事、ふっと目が覚めた。 時間は、草木も眠る丑三つ時だ・・・
向こうの部屋で、なんだか、カサカサッ と音がしたような気がした。 向こうの部屋は、我が家の大広間で、「鳳凰の間」と呼ばれている。(家族の間では) 大広間の広さは、80畳とまではいかないけれど、それに近い・・・8畳。 そんな部屋で、こんな時間に不信な物音・・・ 最初は、空耳かとも思ったが、次は、カサカサカサッ と、やっぱり、音がする気がする。 さらに耳を澄ましていると、今度は、ガサガサガサッと、はっきりとした音がする!
泥棒!? ついに、我が家に、泥棒が入った!? これは、一大事だ!!! 我が家に入っても、何も盗るものなんかないのに!! あまりに、お気の毒。 でも、泥棒となると、いくら私でも、格闘しても負けるだろう。 ここは、やっぱり、ウーさんの出番だ! と、熟睡中のウーさんを揺さぶり起こして、泥棒に聞こえないように、そっと、身振りで伝えた。 すぐに察知したウーさんは、腕力には自信があるだけに、颯爽と、音のする部屋へと向かった!! 頼もしい!!
と、ウーさんは、すぐに戻ってきて、ひと言。 「パン焼き器」
・・・・・・・・
犯人は、2階に寝ている娘が、 朝に焼きあがるようにタイマーをかけて仕込んでおいた、パン焼き器だった。 朝に焼き上げる為に、夜中に、粉を混ぜ始めたのだ。ガサガサゴソゴソと・・・(^^;) 「パン焼き器」は、忠実に、任務に取り組んでいたのだ。パン焼き器、どうもご苦労様。m(__)m そして、ウーさん、おやすみなさい。お騒がせしました。m(__)m
|